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2012年5月

今年も水源へ 5.27更新

  春の渡りが順調で,季節の遅れを取り戻したかに見えていたが,やはり夏は遅れているようだ。地元の6月の蝶がまだ発生しない。高山蝶を探しに行こうかと思っていたが,季節が遅れているなら空振りのおそれ。それならと毎年恒例の多摩水源に向かった。

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花のことはよくわからないけれど,タチツボスミレとサンリンソウだと思う。春の気配が濃厚。やはり季節が遅れ気味にみえる。

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センダイムシクイはいつも樹上で囀るが,春だけ樹上で囀るウグイスも登場。まだ春の気配が残る。春だけ樹上で鳴く鳥は多いから注意していると,アカハラのようなオオルリのような鳴き声。何だろうと探すと・・・

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マミジロ発見。木のてっぺんで枝かぶりだが,ここ数年探していた相手だから嬉しい。

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登山道沿いでは,その他の出会いは僅か。ヒガラがたまに現れるくらい。

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あとは,遠くのミソサザイと稜線のルリビタキ。

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稜線は気持ち良い高原。ここはシャクナゲが有名だが,まだ少し早いようだ。

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登山口に戻ると越冬キベリタテハがいた。ボロといえばボロだが,冬山を越冬してきた風格がある。

さて,遅れ気味の季節だが,梅雨は近いんだろうな・・・

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東京金環蝕 5.21

天頂から南半分が雲に覆われ不穏な朝だったが,太陽の通り道は雲がよけてくれた。念願の金環蝕。

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真っ直ぐに昇る太陽が,先行する新月を追い抜く。奇跡のように中心が重なる金環蝕。急いで作ったコラージュなので,精度が甘いけどご愛嬌でごらんください(5/23に少し改良版と差し替えました・・・)。

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金環蝕の白眉のベイリー・ビーズも見えた。月の表面の凸凹で光の輪がとぎれとぎれになる現象。

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この日のドキュメントも記録しておく。

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6:45 第一接触(欠け始め)から約30分。広場に人が集まりだした。

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7:00頃 だんだんと人が増えてきた。週末の公園のような賑わいだ。

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7:13 だんだんと細くなる太陽。

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生き物に異変は特になし。いつものように我が物顔のバンと,巣からカワウを遠ざけようと水上を走るカイツブリ。カラスが少し騒がしかったかもしれない。

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7:25 間もなく第2接触(金環蝕の始まり)。あたりは夕闇のように薄暗くなった。奄美で体験した皆既日食のときのような不思議な雰囲気。金環蝕でも暗くなるんだ。

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7:33頃 ベイリー・ビーズを経て金環蝕のピークへ。食の中心線が東京を通り抜けるとは奇跡。府中もほぼ中央で,ご覧のように見事なリング! ほんのちょっと前に月が最大のスーパームーンがあったが,今は月が最小。太陽の方が大きく金環蝕となったわけ。

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7:37頃 第三接触(金環蝕の終わり)でも僅かなベイリー・ビーズ。

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奄美大島のときに作ったが,曇で活躍できなかった日蝕人形が,今度は三日月状の影を作ってくれた。

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8:08 ほとんどの人が帰ってしまった。祭りの後の淋しさ。

奄美のときにも感じたが,二度目がない,やり直す機会がない儚さで,虚脱感にさいなまれる。

さあ,次は2035年の北関東皆既日蝕だ・・・ぜひ見たいが。

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広い公園 5.20更新

今週末は月曜の天気ばかりが気になって,土日は期待していなかったが穏やかに晴れた。金環食をどこで見ようかとロケハンを兼ねて広い公園を歩いた。5月後半らしい蠢動がみられた。

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公園の池にはコチドリがやってきた。近くで営巣するんだろう。

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界隈には再開発に向けた荒れ地が点在するが,数年前は営巣中に重機が入って潰してしまった。おそらく現場は営巣に気づいていなかっただろう。自然観察を趣味にしていないと在るモノが見えないから。今年はどこで営巣するのか気になる。

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この週末は綺麗なジャコウアゲハの♀を何頭も見た。♀が羽化する気候なのかもしれない,ジャコウの♂は地味だが♀は美しい。

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樹液のご神木は,夏の賑わいが始まっている。赤星が少ない春型のアカボシゴマダラ,スズメバチ,サトキマダラヒカゲ,カナブンなどの甲虫類が常連。

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嬉しい出会いは,クワガタとウスバシロチョウ。ウスバシロはここで見るのは初めて。埼玉丘陵や高尾山には沢山いるから,風で流されてきたのかもしれない。

Dsc02063 さて,いよいよ明日は金環食。やはり広い芝生の公園を観察ポイントにしよう。1年前から休暇予定にしていたが,会議を突っ込まれたが幸い夕方だ。朝はゆっくり観察できる。

奄美大島皆既日食のときに準備した減光フィルタも再整備した。PCソフトのエクリプスナビゲータもバージョン2.5にアップした。準備は万全。

あとは晴れるだけ!

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南ア前衛 5.13更新

竜巻被害が出たり雹が降ったりと荒れ模様の天候だが,今日は穏やかに晴れるというので,甘利山まで遠征した。南アルプスの北端・前衛の山だ。鳥と蝶と山の三兎を追った。

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笹子峠を越えて甲府盆地に入るとちょうど夜明け。北岳はじめ南アルプスが赤く染まり,境川PAに急遽寄ってスナップ写真。韮崎ICを降りると今度は甲斐駒が正面で輝く。ご機嫌な快晴だ。

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甘利山は以前も訪れたことがあるが,そんなに鳥影が濃かった記憶はない。それでも山の鳥に会えた日記があったので同じポイントに寄ってみた。早速現れたのはキバシリ。

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すでに雛が巣立っているようで,家族で行動しているようだ。時々捕まえた虫を,ねだる子供に与えていた。

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カケスは多いが,ここでも臆病で,枝越しがやっと。

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他の鳥には近寄れず! 証拠写真レベルにも届かないような,ご覧のアカハラとコルリが精一杯。予定時間を越えて昼近くまで粘ってしまったが,結果は今一歩だった。

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この山はかつて蝶の名所だったと聞くが,今は見る影もない。人手が入ったこともあるが,鹿が草花を食い荒らして植生が極端に貧弱になってしまったようにみえる。中腹でコツバメ,麓でツマキチョウを撮るのがやっと。かつて生息したというヒメギフチョウを探したが気配がなかった。

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この日は鳥・蝶よりも山を眺める日だった。落葉松の向こうに浮かぶのは八ヶ岳。随分雪が溶けたようだ。

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そして富士。やはり日本一の山だ。今ではこの甘利山は鳥屋,蝶屋は希少で,富士山屋だけが大勢訪れる。彼らは夜明け狙いだから,ボクが到着した頃に下山してしまったけれども。

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エナガ大集合 5.6更新

GW最終日はエナガ祭りになった。MFを早朝散歩中,いつも人が集まるところが閑散としている。これはエナガが巣立ったのだな,と思い行ってみると案の定。毎年,エナガ巣立は連絡網が流れて知った顔が集まってくる。まさにお祭りだ。

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巣立雛は13羽だという。ヘルパーが多く,親?が4-5羽いる巣だったから,かなりの大所帯だ。しかし,高いところに登ってしまって,小数の小団子を見上げるばかりだった。

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午後,買い物帰りに様子を見に行ってみると,見物の人だかりが引き上げ,数人が見守るだけと静か。じゃあエナガはどうかな,と探すとみるみる集まってきて,結構立派な団子を形成。みんなこちらを向いていて可愛いじゃないか。

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あれっ!後方に一列ある!? 1つ2つ・・・ン?18羽いる!?

前列10羽,後列8羽。今朝の巣立雛より多い。どうやら別の集団と合流してしまったようだ。エナガ大集合だ。

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しばらくするとバラけて,また集合。今度はV字フォーメイションだ。センターフォワードに1羽と後方にスイーパ?が1羽。見えるところで15羽だろうか。

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おっと,後方スイーパのポジションに3列目のラインが形成された。まるでラクビーのような展開だ。

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今度は暗いところで13羽が一列並び,さらに数が増えそうだったが,ゲリラ豪雨の黒い雲と冷たい強風が吹いてきたので退散することにした。楽しいGWを締めるエナガ祭りだった。

Img_3798ところで,渡りの鳥はどうかというと,まだキビタキが残っている。アカハラも囀っているが渡り終盤には違いない。連休とともに鳥もどこかに消えていくの暦だからね。

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立夏晴れ 5.5更新

Dsc02025今日はお節句。そして立夏。読み違えた天気は今日が快晴。汗ばむほどの日射し。山に入るなら今日だったなあ,と思いつつ,地元も一番いい季節。

久々の富士を眺めつつ,MFを一周。

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今朝はキビタキが結構入っていた。山に入ったりして地元を疎かにしていたので,気持のいい囀りを聞くのは今季初めて。

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新緑の紅葉で青虫を捕まえた。

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この日は若雄が多い。昨年も渡りの終盤に若雄を沢山見た。もう成鳥は繁殖地に到着したのだろう。もうじき渡りが終わる。

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ギンランも咲いた。キンラン,ムサシノキスゲも咲いて,浅間山は一番いい頃。

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スズメバチも活動的になってきた。

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池のバンにはもう一番子。

ちょっと前まで春が遅いと嘆いていたのが嘘のように,あっという間に夏が迫って来た。

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ふたたび山へ 5.4更新

GWは混雑を避けながらいつどこに行くか悩むが,今年は天候不順でさらに悩ましい。先週は林道中心だったので,どこか山登したいと天気予報と睨めっこ。そして今日しかないと強行。

Dsc_1065_2行き先も迷ったが,天気図では西の方が期待が持てたので,また山梨東部に。渋滞を避けて3時前に出発したが,夜明けとともに広がった景色は雨。山用語でガス。時に雷まで聞こえる。こりゃ,ダメだ。

結局,登山は諦め林道巡り。雨シェルタのクルマからつかず離れずの一日になってしまった。

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それでも時々日が射す。雨滴で輝く梢にいたのは夏羽でまっ黄色のアオジ。

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ミソサザイがけたたましく叫ぶ。この鳥は低山から結構高いところまで棲むようだ。ウグイス,エナガ,メジロとともに万能型のようだ。

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コガラが多い。木の芽を食べている。

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声だけで撮れないカケスをようやく一枚。枝かぶりだけど。

いろいろ見たが主役級の何かが足りないと思っていたら・・・

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またコマドリ。何年間も声だけの出会いだったが,見えるときは週に2度も見えるとは。青いのや黒いのも探したが見つからなかったが,コマドリに会えたから良しとしよう。

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最後に珍客。カメノコハムシの一種。窓を半開していたら紛れ込んで来た。周囲の透明が不思議。

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茨城のカナダヅル 4.30

_dsc4113GW前半の3連休最終日。カミさんと茨城の阿見アウトレットに行ってみた。浮島界隈に鳥見遠征するとき,高速からいつも見ていたが,訪れるのは初めて。

広すぎず狭すぎず,ぶらぶらするには適度かも。午前中は空いていてのんびりできた。

もっとも,真の魂胆はアウトレットには非ず・・・

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茨城のカナダヅルが,まだ旅立たず滞在しているという。地元の新聞に出たこともあり,先週あたりは数百人の人出だったとか。そんな喧騒は気が進まず,スルーのつもりでいた。そんなツルがまだいるというのだ。ボクを待っているのかもしれないと思い,会いに行くことにしたのだ。

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田んぼは田植えも始まっていて,代掻きのトラクタの後ろをアマサギが追いかけている。カメラマンもほとんどおらず,のどかな田園だ。

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羽を膨らましてリラックスするカナダヅル

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農家の人が近くにいても気にしないカナダヅル

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そして突然,山の方へ向って飛び去った。

滞在わずか15分。その間,まったりからリラックス,飛翔が撮れたのだから幸運。この連休はついているようなので,大事にしたい!

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